代理出産 法律

代理出産のタイプ

代理出産は、大別して2つのタイプがあり、大きな違いが存在します。

 

1つは、夫Aの精子を第三者の女性Cの卵子と受精させて、その女性Cが出産するタイプ

(サロゲイト・タイプ)で、もうひとつは、夫Aの精子と妻B(または第三者E)の卵子

を体外受精させて、女性Cに移植してCが出産するタイプ(ホスト・タイプ)です。

 

前者は、出産女性Cと子どもとの間に生物学上(遺伝学上の)親子関係が発生しますが、

後者は、出産女性Cと子どもとの間に生物学上の親子関係が存在しません。

 

代理出産をめぐる法的環境

日本においては、代理出産を特別に規律する法律は存在せず、したがって、民法等の

既存の法律によって処理されることになります。

 

イギリスやスペインなどでは非商業的な代理出産が認められており、米国では、認める

州と認めない州に分かれています。

 

一方、ドイツやフランスでは、代理母出産が法律上禁止されています。

 

代理出産契約書のリーガルチェック・サービス

当事務所がこのサービスをご提供することとなったのは、

国際結婚や国際養子のご相談を多くお受けする中で、代理出産についての法的サポート

を提供する機関が皆無に近く、多くの方が途方にくれている現状に直面したからです。

 

日本において代理出産を規制する法律が存在せず、また、諸外国の中に代理出産を

法律上認める国が存在する以上、その国へ行って子どもを授かりたいという日本人

ご夫婦がいても、責められることではありません。

 

しかしながら、代理出産契約は、その存在そのものが公序良俗に違反して無効である

と言う立場があるだけでなく、個別の条項が、子や代理母の人権から大きな問題を

はらむ場合があります。それは時に法律上の問題ではなく、宗教上、倫理上の問題で

ある場合があります。